畜産業界に嬉しい、大リーガー「イチロー」の食卓

 スポーツグラフィック誌「Number]にメジャーリーグのスーパースター・イチロー選手の食生活に関する特集記事がありました。
 「肉好き」
 「野菜嫌い」
 「毎朝、弓子夫人特製カレーを食べている」
 と様々なエピソードが世間を独り歩きして、極端な偏食であると誤解されているようです。そのインタビュー記事によると、半分ホントで半分間違いであると感じます。
 彼はオフシーズンとなり、帰国すると、神戸の行き付けの焼肉店にほぼ毎日通うようです。(オリックス時代はホームゲームの後、毎日だったそうです。)
 彼は店に行くと、先ず牛レバー刺しを注文します。次にタン刺し、タン焼きと進み、締めはスープとなります。少年時代は、御両親に毎週土曜日はステーキをねだり、食していたイチロー選手。文字通り「肉食系」アスリートと言えるでしょう。
 本人曰く、栄養学的知識は皆無、サプリメントの摂取には無頓着である一方、体のために何を食べなければいけないといった、強迫観念的ストレスは、極力回避したい様です。シーズン中の遠征先では、とあるピザチェーン店のピザが気に入れば、毎日同じものでもいいようです。又、ホームゲーム後は弓子夫人のバランスを重視し、趣向を凝らした手料理を愉しみ、試合の緊張から来るストレスから解放されてると思われます。
 体が欲している食物を、素直に摂取し、大記録を次々に塗り替えてきたイチロー選手。腹が出てきたら引退するそうです。
 又、絶えず減量に迫られるある格闘家は、試合前には肉を食すそうです。
「自分の中の野生を呼び起こすため」だとか。肉食をすることにより、試合前の緊張から解放され、いい形で試合に臨めるということなのでしょう。
 過度な肉食は動脈硬化の原因となり、脳血管系疾患・心筋梗塞等を引き起こすと言われます。
 
 しかし、大切なのは自分の体質に合わせ、バランスよく肉も魚も野菜も摂取することだと思います。
 末筆ながら、この度の震災により被災された皆様に御見舞い申し上げます。お亡くなりになられた方々の御冥福を慎んで御祈り申し上げます。又、原発事故により、人的被害はもとより、農畜産物の被害が拡大しないことをお祈りします。
    

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